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『ウェルテル Werther』 マスネ J.Massenet

登場人物
ウェルテル:法務官の甥で詩人(T)
シャルロット:法務官の娘(Ms)
アルベール:シャルロットの婚約者(Br)
ソフィー:シャルロットの妹(S)
S:ソプラノ、Ms:メゾソプラノ、T:テノール、Br:バリトン

聴きどころ
シャルロット『ウェルテルよ、誰が言えましょうか』(第3幕)
ウェルテル『春風よ、なぜ我をめざますのか』(第3幕)

あらすじ
1780年代のフランクフルト近郊の街ヴェッツラー、7月から12月。

第1幕 <法務官の家>

ヴッツラーの法務官宅では、まだ7月だというのに、
法務官が子供たちにクリスマスの歌を教えている。
法務官の友人シュミットとヨハンが酒場に誘いに訪れ、
今夜催されることになっている舞踏会や
法務官の娘のシャルロット、
その婚約者のアルベールたちのことなどをうわさする。
ひとしきり世間話をした後、二人は去ってゆく。
そこへ、今夜の舞踏会へいとこのシャルロットを
エスコートすることになっているウェルテルがやってくる。
ウェルテルは美しい風景を眺め、感動して歌う。
(アリア『おお恵みに満ちた自然よ』)
そして、シャルロットが幼い弟妹たちの世話をするのを見守る。
法務官が彼に気づき、長女のシャルロットが亡き妻に代わり
母親役をしてくれているのだと説明し、彼女を紹介する。

シャルロットは弟妹たちの面倒を次女ソフィーに頼み、
ウェルテルと舞踏会へ出かけ、
法務官も酒場に出かける。
そこへ、旅行から帰ったシャルロットの婚約者、
アルベールがやって来て、ソフィーを驚かせる。
彼はソフィーから、半年の留守の間もシャルロットの愛は変わらず、
結婚の準備は着々と進んでいると知らされ、
シャルロットの愛を確信して喜ぶ。

夜も更け、美しい月が輝く中、
ウェルテルとシャルロットが舞踏会から帰ってくる。
ウェルテルは情熱的にシャルロットに愛を告白するが、
シャルロットは顔を曇らせるばかりで返事をしようとしない。
シャルロットたちが帰ってきた気配を察した法務官は、
家の中から娘に声をかけて、アルベールが戻ってきたと知らせる。
聞きなれぬ男の名に首をかしげるウェルテルに、
シャルロットは、亡くなった母が決めた婚約者だと告げる。
婚約者がいると知らされたウェルテルは、
驚き、失望する。

第2幕 <教会前の広場>

9月の日曜日の午後。
牧師の金婚式を祝う人々が教会に集まってくる。
結婚して3ヶ月になるアルベールとシャルロットも
幸福そうに教会に向かう。
2人を見ていたウェルテルは、苦しい胸中を歌う。
(アリア『悲しみが胸に』)
ウェルテルのシャルロットへの思いを知っているアルベールは、
彼への同情と深い友情を禁じえず、
ソフィーが彼を慕っていると言い、
彼女との結婚をそれとなくほのめかす。
しかし、どんな言葉もウェルテルの気持ちを変えることはできず、
シャルロットへの思いはますます深まってゆく。
ソフィーがやってきてウェルテルと踊りに行く約束をし、
アルベールと去った後、
ウェルテルは教会から出てきたシャルロットを追いかけ、
今も変わらぬ愛情を打ち明け、愛の苦しみを訴える。
本当は、ウェルテルを愛しているシャルロットは、
一度は人妻の自分を忘れるようにさとすが、
最後には、クリスマスに再会することを約束して去ってゆく。
一人残されたウェルテルは神に救いを求め、
金婚式の行列を見に行こうと誘いに来たソフィーに、
「二度と帰らない旅に出る」と告げ、走り去ってゆく。
金婚式の行列とともに人々が集まってくる。
泣いているソフィーから事情を聞いたシャルロットは、
アルベールと呆然と立ちつくす。

第3幕 <アルベール家の居間>

クリスマス・イヴの夜。
家で一人、シャルロットは手紙を読んでいる。
旅先のあちらこちらから送られてきたウェルテルの手紙だ。
彼を失って初めてその存在の大きさに気づいたシャルロットは、
ウェルテルから最近届いた手紙に、
自殺がほのめかされていることに気づき、
絶望するあまりに泣き崩れる。
(アリア『ウェルテルよ、誰が言えましょうか』)
そこにソフィーが、クリスマス・イヴを
実家で一緒に過ごそうと誘いに来て、
悲しげな姉を慰めようとするが、
シャルロットは一人にしておいてほしいと頼む。
(アリア『お願い、涙を流させて』)
姉が泣いているわけを知っているソフィーは何も言わずに帰ってゆく。

その時、突然ウェルテルが現れる。
ウェルテルは懐かしそうに部屋の中を見回すが、
置いてあったピストルに視線が留まる。
不吉な予感に襲われたシャルロットは、
慌てて彼の注意をそらそうとして、1冊の詩集を手渡す。
昔、ウェルテルが愛読していた詩集だ。
ウェルテルは、オシアンの詩に託して、激しく愛を告白する。
(アリア『春風よ、なぜ我をめざますのか』)
2人は思わず抱き合うが、シャルロットはすぐ理性を取り戻し、
許しを求めるウェルテルに、
「永久にさようなら!」と告げ、走り去る。
ウェルテルもついに自殺を決意して走り去る。

帰ってきたアルベールはシャルロットの動揺に気づき、
不信感を募らせ、その訳を聞こうとする。
その時、ウェルテルからピストルを貸してほしいという手紙が届く。
アルベールは妻に冷たく貸してやれと命じ、召使に渡させる。
不吉な予感を抱いたシャルロットは、
夫が部屋を出ると、急いで家を飛び出していく。
(間奏曲『クリスマスの夜』)

第4幕 <ウェルテルの書斎>

シャルロットがウェルテルの家に駆けつけてみると、
彼はすでにピストル自殺を図っており、瀕死で倒れていた。
驚いて、必死に彼の名を呼び、助けを呼びに行こうとするシャルロットに、
ウェルテルは誰も呼ばぬようにと言い、彼女の手を握りしめて、
「このまま死なせてくれ」と頼む。
彼女は、初めて会ったときから愛していたと告白し、口づけをする。
そして、固く抱き合い、愛の喜びにひたる。
外でクリスマスを祝うソフィーと子供たちの歌を聞きながら、
ウェルテルは「死んだら人里離れた谷間に埋め、
ひそかに涙で祝福してくれ」と頼み、息をひきとる。
シャルロットは絶望して「すべてが終わった」と叫ぶ。
  1. 2008/01/10(木) 06:16:24|
  2. Classic~オペラ編~
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