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『ボリス・ゴドノフ Boris Godunov』 ムソルグスキー P.M.Mussorgsky 

登場人物
ボリス・ゴドノフ:ロシア皇帝(B)
フョードル:皇帝の息子(Ms)
クセーニャ:皇帝の娘(S)
シュイスキー公爵:ボリスの首席顧問(T)
ピーメン:老僧(B)
グリゴリー:修道僧、ディミトリーと偽る(T)
マリーナ:ポーランドの貴族の娘(Ms)
ランゴーニ:ジェズイットの高僧(B)
ワルラーム:浮浪者(B)
白痴:苦行の僧(T)


あらすじ
1598~1605年、ロシアおよびポーランド


プロローグ<モスクワ近郊のノヴォデヴィチ修道院の裏庭>

1598年、前皇帝フョードル1世が没し、
人々は摂政のボリス・ゴドノフを皇帝に迎えようとする。
固辞するボリスに人々は「我らを見捨てるのか」と合唱する。
ボリスは、フョードル1世の異母弟ディミトリーを暗殺したと疑われていたが、
人々の要求に答えるためという大義のもと戴冠式を執り行う。
新皇帝として迎えられたボリス・ゴドノフは、民衆の歓呼をよそに、
心の呵責に苦しむように「わが魂は苦しむ」と独白する。

第1幕

第1場<深夜の僧院の一室>

老僧のピーメンがロシアの年代記を綴っており、
ボリスが皇子ディミトリーを暗殺し、
皇位を奪い取ったと歌う。
傍らに寝ていた修道僧のグリゴリーは、
今は亡き皇子が自分と同年齢であったと知り、ある計略を思いつく。
そして、人々に恐れられるボリス・ゴドノフといえども、
神の裁きを免れることはできないと叫ぶ。

第2場<リトアニア国境の旅籠>

僧院を脱走したグリゴリーが、
浮浪者ワルラームらと国境に逃れてくる。
(アリア『カザンの内城でイワン雷帝が』)
宿の女将は、モスクワからの逃亡者を捕らえるために
国境では厳しい検問が行われていると語り、
彼らに抜け道があることを教える。
そこに、グリゴリーの逮捕状を携えた役人が現れる。
文盲の役人はグリゴリーに書面を読み上げさせる。
グリゴリーは人相書きの部分をワルラームに似せて読み上げるが、
企みを見破られて窓を破って逃亡する。

第2幕<クレムリン宮殿の皇帝の居間>

ボリスの娘クセーニャが亡くなった婚約者を偲んで泣くので、
乳母と弟のフョードルがひょうきんな歌で慰める。
そこにボリスが現れて娘を慰め、
王国の地図で勉強するフョードルに最高権力を得た今の気持ちを歌って聴かせる。
(モノローグ『私は最高の権力を得た』)
しかし、娘の婚約者の死や貴族・民衆の反乱に加え、
ディミトリー殺害の罪の意識にさいなまれて、
彼の心には少しの安らぎもない。
主席顧問のシュイスキー公爵がやって来て、
リトアニアで死んだはずのディミトリーが、
ポーランド王らの支援を受けて、反乱軍の旗揚げをしたと報告する。
死んだものが墓から攻めてくるはずなどないと、
はじめは笑い飛ばしていたボリスも次第に不安になり、
シュイスキー公爵に間違いなく幼いディミトリーを殺害したか詰問する。
しかし、シュイスキーから、生々しい殺戮場面の描写を聞くうちに
恐怖に駆られ、大時計の音に縮み上がって錯乱状態となる。
(モノローグ『ボリスの苦悩』)
ボリスは脆いて神に許しを請う。

第3幕

第1場<ポーランドの貴族ムニーシェクの城内>

リトアニアのサンドミールにある城。
ムニーシェクの娘マリーナは、
偽のディミトリーと知りながらグレゴリーに想いを寄せ、
彼とともにロシアを征服して皇后になることを夢見ている。
そこにジェズイット派の高僧ランゴーニが現れ、
グリゴリーを正教徒からカトリックに改宗させるようマリーナに迫る。

第2場<同じ城内の庭の泉のほとり>

月夜に、グリゴリーがマリーナと会うためにやって来ると、
ジェズイットの高僧ランゴーニが、
マリーナと結婚するつもりなら改宗せねばならないと説く。
そこにマリーナと貴族たちがやって来るので、グリゴリーは身を隠す。
貴族たちがポロネーズに打ち興じ、やがて去って行くと、
グリゴリーが現れてマリーナの美しさを讃える。
そこにマリーナが戻って来て、
グリゴリーにロシア皇帝になる気があるのかと迫る。
恋に酔って目的を忘れていたグリゴリーは
マリーナを手に入れるため、ボリス・ゴドノフを打ち負かす決心を取り戻す。
二人は、固く抱擁する。

第4幕

第1場<モスクワの聖ワシリー大寺院の前の広場>

民衆たちがディミトリーの軍がボリス軍を破って近づいてくると噂している。
白痴と呼ばれる聖愚者が現れて、子どもたちにいたぶられる。
通りかかったボリスが何事かと尋ねると、
白痴は「お前が幼い皇子を殺したように、子供たちを斬り殺してくれ」と叫ぶ。
無遠慮な罪の告発に驚いた主席顧問のシュイスキー公爵は
白痴を捕らえよと命ずるが、ボリスはこれを押し止め、
白痴に向かって自分のために祈ってくれと言って去る。
しかし、白痴は、やがて来る暗黒の時代を予言して歌う。
(アリア『泣けロシアの民よ』)

第2場<クレムリン宮殿の豪華な広間>

貴族たちが反乱軍の対処を検討しているところに、
シュイスキー公爵が現れて、皇帝が乱心したと告げる。
幻影にとりつかれた皇帝ボリスが現れる。
策略を抱くシュイスキー公爵は皇帝を落ち着かせて老僧のピーメンを呼び、
彼が見たディミトリー皇子にまつわる夢について語らせる。
その話を聞いて、ボリスは罪の意識から再び錯乱する。
死を予感したボリス・ゴドノフは、息子のフョードルを呼び、
国を託して、神に許しを請いながら錯乱の中で息絶える。
(アリア『ボリスの死』)
折しも、教会から葬送の鐘の音が響きわたる。

第3場<モスクワ近郊のクロミーの森>

一揆を起こした農民や暴徒に捕らえられた
ボリスの部下がなぶりものにされている。
そこに浮浪者ワルラームが現れて、
新皇帝にディミトリーを迎えようと、人々を扇動する。
そして、ディミトリーの軍が近づいてきて、
民衆を従えてモスクワへと進軍して行く。
誰もいなくなった舞台で、ひとり白痴が、
再び巡り来るロシアの暗黒時代を予言する。
  1. 2007/12/05(水) 07:56:35|
  2. Classic~オペラ編~
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