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『道化師 Pagliacci』 レオンカヴァッロ R.Leoncavallo

登場人物
カニオ:旅芝居の座長。道化師(パリアッチョ)役(T)
ネッダ:カニオの妻。コロンビーナ役(S)
トニオ:ダデオ役(Br)
ペッペ:アルレッキーノ役(T)
シルヴィオ:村の若者。ネッダの浮気相手(T)
S:ソプラノ、T:テノール、Br:バリトン

聴きどころ
トニオ『プロローグ』
ネッダ『鳥の歌』
カニオ『衣装をつけろ』
カニオ『もうパリアッチョじゃない』

あらすじ
1860年代後半、南イタリアのカラブリア地方モンタルト村のはずれ。
聖母被昇天の祝日(8月15日)

プロローグ
オーケストラの前奏の後、トニオが幕の間から現れ、
「これから始まる芝居は決して絵空事ではなく、
恋、憎しみ、怒りなど、
人生の断面を作者が涙ながらに書いたものです。
私たちも道化の衣装を着てはいても、
皆様と同じ人間です。」と述べ、
「さあ、始まり、始まり」と言って、幕の中に引っ込む。
 

第1幕 <村はずれ>

道化一座の外れたトランペットや太鼓が聞こえてくる。
待ちかねる村人たちの「パリアッチョ、万歳」の歓声に応えて、
座長カニオ率いる一座が馬車で到着する。
カニオは村人たちに礼を言って、
「今夜、ぜひご来場ください」と口上を述べる。
トニオは、馬車から降りようとする
カニオの妻ネッダに手を貸そうとして、
嫉妬深いカニオにひっぱたかれ、
村人たちにあざ笑われるので、
「仕返ししてやる」とつぶやく。
村人のひとりに酒を飲みに行こうと誘われたカニオは、
トニオにも声をかけるが、
トニオは「ロバの手入れがあるから」と断る。
これを見た村人が、
「その隙にトニオはネッダに言い寄るつもりだ」
と言うので、カニオは、
「罪な冗談はよしてくれ。芝居と実際は違う。
もしネッダが浮気したら、芝居とは違う結末になる」
と話す。それを耳にしたネッダは不安になる。

教会から夕べの鐘が響き、村人たちはお祈りに出かける。
(合唱『鐘の合唱』)
一人残ったネッダは、先ほどのカニオの燃えるような目つきに、
秘密を感づかれたのではないかと心配する。
しかし、大空を飛ぶ鳥のさえずりを耳にし、
この鳥たちのように自由に大空を飛びたいと歌う。
(アリア『大空を晴れやかに(鳥の歌)』)

そこに、隠れていたトニオが現れ、
ネッダに言い寄ろうとするが、相手にされない。
なおも迫り、抱きつこうとするトニオを、
ネッダはそばにあった鞭で打つ。
トニオが「この仕返しは必ずする」と言って立ち去っていくと、
村の若者シルヴィオが現れ、二人は愛を確かめ合う。
(二重唱『シルヴィオ、こんな時間に)』)
ネッダはシルヴィオの駆け落ちの誘いにはじめは躊躇するが、
今夜、芝居の後に会うことを約束する。
この密会の場を盗み見たトニオは、早速カニオに言い付ける。

そっとやって来たカニオは、「今夜、あなたのものになる」
というネッダの言葉を聞いて飛び出し、
逃げるシルヴィオを追いかける。
しかし、取り逃がして戻ってきたカニオは、
ネッダに「男の名前を言え!」と厳しく迫る。
口を割ろうとしないネッダに、カニオはナイフを振りかざすが、
ペッペが間に入り、「村人たちがやってくるから」と、
必死になってなだめる。
なおも「名前を言え」と叫ぶカニオに、
トニオは「男は必ず戻ってくる、
知らん振りして演技をしましょう」と語りかける。
一人になったカニオは、こんな時でも白粉を塗って、
道化師の衣装を着て、客を笑わせねばならない我が身を嘆き、
涙にくれる。
(アリア『衣装をつけろ』)

(間奏曲)

第2幕 <劇中劇>

村人たちが続々と芝居を見に詰め掛けてくる。
トニオとペッペはその整理にてんてこまい。
シルヴィオもやってくる。
見物料を集めるネッダはシルヴィオにそっと注意を促す。
開幕のベルが鳴り、村人たちの「静かに」の声とともに
幕が開き、拍手が起こる。
演目は「夫の帰宅」。

コロンビーナ(ネッダ)が夫パリアッチョ(カニオ)の留守中に、
愛人のアルレッキーノ(ペッペ)がやってくるのを待っている。
そこへアルレッキーノのセレナードが裏から聞こえてくる。
(セレナード『おお、コロンビーナ』)
買い物から戻ってきた召使タデオ(トニオ)は、
コロンビーナに思いのたけを打ち明けるが、相手にされず、
その上窓から入ってきたアルレッキーノにけとばされる。
「おめでとう」と言ってタデオが退場すると、
ふたりはパリアッチョの留守中に眠り薬を飲ませ、
一緒に逃げようと相談する。
そこにタデオが慌てて駆け込んできて、
パリアッチョの帰宅を告げる。

カニオは、劇中の妻の台詞が、
先ほど耳にした現実の言葉と同じだったことから、
再び嫉妬の炎を燃え上がらせる。

登場したパリアッチョは椅子がふたつあるのを見て、
「誰がいた」と詰め寄り、
コロンビーナは「タデオ」と答えるが、
次第にカニオは現実との見境を失っていく。
ネッダは必死に芝居に戻そうと努めるが、
カニオはついに爆発する。
(アリア『もうパリアッチョじゃない』)
事情を知らない村人たちはその迫真の演技に喝采するが、
舞台は異常なまでに緊迫してくる。
カニオはネッダに「名前を言え」と迫り、
抵抗するネッダにナイフを抜く。
不安に襲われるシルヴィオ。
カニオはネッダを刺し、
ネッダの「助けて」の叫びに駆け寄ったシルヴィオを、
「ああ、お前か」と言って刺す。
カニオは我を失ってナイフを落とし、
茫然と「喜劇は終わった」とつぶやく。
  1. 2008/03/03(月) 03:57:37|
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